介護保険施策は正しかったのか?

介護保険が2000年に始まり来年で25年になるのを前に大きな転換期を迎えています。

高齢化社会突入を想定し、100年安心プランとして介護保険導入後、飛びつくように様々な業種から新規参入する事業者が夢と希望を持ち国策事業に群がったのを鮮明に記憶している。当時、利用者も少なく審査も甘く申請すれば介護保険が利用できた時代。介護保険制度の認知度向上のために大風呂敷を広げるように拡大していった。

利用者も安くて介護を利用でき、事業者も合わせて利益が上がり潤った。

しかし、この25年足らずの短期間で利用者は爆発的増加し、制度を維持できなくなってきたとたん、介護保険料値上げ、増税、年金抑制、利用負担増など国民を苦しめることになってきている。

こうなることは制度開始の段階で想像ついたはずだ。最初だけ甘い汁を吸わせて都合悪くなれば規制をかける国のいつものパターンの罠にはまってしまったのかもしれない。もちろん、こうなってしまっても誰も責任は取らない。責任を取らされるのはいつの時代も一般庶民の私たちであることを忘れてはならない。

この記事を書いた人

アメニティ