医療介護福祉業界にとても深刻な人材不足ですがそれを少しでも補おうと厚労省は生産性向上推進加算となるものを新設し補助金3/4という大盤振る舞いと言うべきか、深刻な人材不足の対策怠慢か制度を始めたようです。
この業界もDX化に伴いICTだの聞き慣れない言葉が出てきます。簡単に言うならば介護ロボットや遠隔操作による体調管理、職員の肉体的負担軽減機器などを指し少人数体制でも患者さん、利用者さんを安全に見守り、体調急変などの不測事態にも備えるものということでしょう。
医療機関は別として小規模介護福祉施設はIT化、ICT化の整備が極端に遅れているのでこれはこれで賛成だし推進してもらいたい。
ただ、不満を言わせてもらうなら補助金3/4出るとはいえ、採択に事務負担が多く、償還払いのため一旦施設が全額立替しなければならない、資金なければ銀行融資が必要になる。
これは親切なのか? 本気で小規模介護施設にも普及させたいのか甚だ疑問だ。まさかと思うが生産性向上推進を義務化し対応できなければ淘汰させようと思ってはないだろうか?
くれぐれも長期的スパンで生産性向上環境整備が整うよう支援していただきたいと切に願うのであります。