様々な業種で人材不足、人件費高騰など聞くことが多くなった。
介護現場では何年も前からこの状態だ。取引先へ訪問するたびに人材不足の話が出る。何人か紹介して働いてもらうことも出来たが数年後には離職してしまう。理由は労働量に比例しない賃金水準が低いことらしい。
さらに深刻なのは訪問介護サービスだという。短時間労働で手取りが少ないのと利用者からすればホームである自宅の優越性からかパワハラ、セクハラ、カスハラなどハラスメントのオンパレードであると聞くことが多い。
福祉、介護は社会で尊いもので利益を求めては行けない。奉仕の心が大切だと長い期間すり込まれてきた。
商取引において商品を対価で買う権利は消費者にあるが、同時に商品を売らない権利もまた販売者側にもあるのものだ。
訪問介護で言うと訪問してくれるヘルパーさんがいて利用者の生活が守られることが多いので利用者も感謝と節度をもって迎えて頂きたいものです。
私の知る限り、訪問介護に来てやったぞ!、生活介護してやったぞ!と考えているヘルパーさんなんかいないと思います。奉仕の精神ていてくれる方を粗末に扱うことはやがて我が身に返ることを決して忘れては欲しくないと思うのであります。