平成15年【2003年】8月に会社法は改正された。資本金1 円からでも会社設立できるようになったと電気工事会社の社長から聞いたのだ。しかし、何から始めればいいのかわからず社長に会社設立仕方を聞いたのだ。しかし、さっきまで笑顔だった社長の顔色が変わる。「誰の会社なの? 社主になるとはどういうことか。生みの親は君だ!苦労して生んでこそ会社も大切にするのではないか。他力本願では良くない、行動しなさい。若いのだから」と諫早図書館を指さした。
私は会社設立の方法は自分で学び、行動しよ。ということを教えてもらった。自分で苦労した会社には魂が宿るのだと。
諫早図書館で会社設立の手引きを読みあさった。しかし、古い書籍ばかりで会社法改正されたばかりの新しい情報はどこにも書いてない。資本金1円からでも設立できるとはどこにもなかったが今までの会社設立方法は変わらないはずだ。
まず、会社の定款作成をしなければならないとある。定款とは会社名、設立日、事業目的、資本金、株主など決めなければならないと。
定款作成を代行してくれるのが 公証役場【公証人】であると書いてある。遺書や約束事を公が証明してくれる書類のようだ。さっそく、公証役場へGO! ワクワク、ドキドキしていた。